おいしいトコどり!B級グルメ王国・岡山の魅力 B級グルメといえば、岡山県 B級グルメ 岡山

B級グルメといえば、岡山県

焼きそば、ホルモン焼き、もつ煮……。身近な食材を使った庶民的の味、B級グルメ
今や、B級グルメの全国大会には50万人以上がつめかけるほどの人気を博している。
B級グルメで町おこしを推し進める地域も少なくない。中でも、知る人ぞ知るB級グルメ王国として、大きな注目を集めているのが岡山県だ。岡山は2011年度に行われたB級グルメの全国大会で優勝(蒜山高原の焼きそば)、準優勝(津山のホルモンうどん)、9位(日生のカキ入りお好み焼き)と輝かしい成績を残している。全国から60以上の団体が参加した中で、これだけの好成績を収めるとはなかなかのものである。岡山には、どんなB級グルメがあるのかリサーチしてみよう。

B級グルメ王者の風格漂う/蒜山高原の焼きそば
鳥取県との県境、真庭市蒜山(ひるぜん)地方のご当地グルメ。昭和30年ごろの蒜山では、各家庭の味として調合した甘辛いタレを使って焼きそばやジンギスカンを食べることが流行した。甘辛いタレの正体は、みそやタマネギ、リンゴ、ニンニクなどをブレンドしたもの。そのタレと鶏肉、蒜山高原産のキャベツを使ってつくったのがひるぜん焼きそばだ。もっちりとした麺と甘辛いタレ、シャキシャキした食感のキャベツがマッチ!後をひくおいしさが人気の秘訣となっている。

B級グルメ全国大会の常連/津山のホルモンうどん
岡山県の北、津山市のご当地グルメ。この地方は古くから牛の流通拠点であり、畜産が行われていた。余ったホルモンを格安で入手できたことから、焼うどんに入れるようになったようだ。こちらも甘辛いタレが特徴の一つ。タレと野菜が絡み合い、ホルモンのうまみがコクを生み出す。味のとりこになり、遠方から食べに来る人も多い。津山市では50軒以上の店舗がホルモンうどんを提供。それぞれのお店がタレや具材に工夫を凝らしてしているので、食べ比べてみるのも面白そうだ。

■新しいカキの楽しみ方/日生のカキ入りお好み焼き
兵庫県との県境、備前市の漁師町・日生(ひなせ)地方のご当地グルメ。日生の特産、肉厚なカキをたっぷり使ったお好み焼き。香ばしいソースと蒸し焼きになったカキのジューシーなエキスが口いっぱいに広がる。「海のミルク」と言われるカキを存分に楽しめる一品。新鮮な地物のカキを使うため、秋から3月下旬ごろまでの季節限定で提供するお店が多い。カキのオフシーズンには冷凍カキを使ったお好み焼きや、エビを入れたお好み焼きを提供する店舗もある。

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B級グルメ王国・岡山、これからの注目株?!

これまでにお知らせした3品は、すでにB級グルメ界では人気・知名度ともにトップクラスといっても過言ではない。しかし、そこはB級グルメの宝庫、岡山。これから人気を集めるであろうB級グルメは他にもある。ここでは2つ紹介しよう。


1)岡山市のデミカツ丼
岡山市中心部で「カツ丼」と言えば、一般的な卵とじのカツ丼ではなく、デミカツ丼が出てくるという話を聞いたことがある。デミカツ丼とは、どんぶりにご飯とキャベツを盛り、カツをのせて、デミグラスソースをかけたもの。老若男女を問わず広く愛されている。お店によってデミグラスソースの味に変化があるのが特徴。また、キャベツも生の場合と茹でたものの場合があり、千切りや乱切りなど切り方にもお店の特色がある。

2)美咲町のたまごかけご飯
県中央部に位置する久米郡美咲町。西日本最大級の養鶏場があること、同町出身のジャーナリストで実業家の岸田吟香が卵かけご飯を全国に広めたといわれていることから、卵を使った町おこしを始めた。卵はもちろん米、みそ、しょうゆ、漬物、器にいたるまで地元でつくられたものを使用する。しょうゆをベースにしそ、のり、ネギの3種類のタレがポイント。シンプルながらも懐かしく、奥深い味わいが人気だ。


今回紹介したのは、いずれも岡山県内の地域に伝わるソウルフードである。
グルメの生まれた街並みを見ながら、その土地の歴史や空気を感じながら味わえば、一段とおいしく感じられるだろう。

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おいしいトコどり!B級グルメ王国・岡山の魅力

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