お正月 知って楽しい豆知識 豆知識 お正月とは? 正月 豆知識

豆知識 お正月とは?


正月といえば、家族揃って賑やかな食卓を囲む楽しいイベント。
正月にまつわる豆知識で、お正月をもっと豊かに楽しく過ごしてみましょう。

豆知識① お正月とは?
1年の始まりのお正月には五穀豊穣の神さま「歳神さま」が各家庭に訪れて、新しい運気や福をもたらすと言われています。お飾りや豪華なお料理は、すべて歳神さまをお迎えする準備です。
月の満ち欠けを基準にした太陰暦では1月15日が1年の始まりでしたが、奈良時代に中国から日本へ太陰太陽暦が伝わり、1月1日を朔旦正月として1年の始まりとして認識されるようになりました。
現在でも1月1日を「大正月」、1月15日を「小正月」と呼ぶこともあります。

豆知識② 元旦と元日との違い
元日は1年の初めの日、1月1日を指します。一方「元旦」の「旦」の文字は日の出を表し、初日の出のこと。
毎年、初日の出を心待ちにする人も多いと思いますが、有名なのは富士山です。
日本人には古くから太陽を信仰の対象としていましたが、同じく富士山も信仰の対象でした。
富士山で初日の出を拝みたい、と多くの人が願うことは、古くから引き継がれてきた日本人の心を感じますね。

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豆知識 お正月料理

豆知識③ おせち料理
「おせち」とは、お正月に限らず節句の際のお供え物「節供」のことを言いましたが、現在では「おせち」はお正月の節料理のことを指します。私たちは、歳神さまのお供え物のお下がりをいただきます。
おせち料理の食材には縁起の良いものが選ばれ、その内容は地域によって様々。最近では洋風おせちなど、変わったおせち料理も登場しています。

豆知識④ お雑煮
歳神さまにお供えしたお餅を私たちがいただくことで、歳神さまの力を取り入れようというもの。
関東では切り餅を入れることが多いのですが、関西では角が立たぬようにと丸餅を入れる習慣があります。

豆知識⑤ 柳箸
正月料理に添えてある、両端が削ってあるお箸。なぜ両方が使えるようになっているのでしょう。
一方は自分が使い、もう片方は歳神さまが使うとされているためにこのような形になっているのです。
歳神さまと一緒にお料理をいただいているような気分になりますね。

豆知識⑥ 鏡開き
現在では「切り餅」という言葉が定着していますが、昔は「切る」「割る」は切腹を連想させるために「餅を開く」と言いました。
歳神さまにお供えしたお餅を割る際に「鏡開き」というのもこのためです。もともと鏡開きは1月20日に行われていましたが、第3代将軍徳川家光の忌日のために1月11日に行われるようになりました。1月20日に鏡開きを行う場合もあります。

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豆知識 お正月行事

豆知識⑦ 初詣・恵方
正月には、寺社に1年の無事と平安を祈願しに参詣します。初詣は混雑しますので、時間に余裕を持ってお参りしましょう。
歳神さまのいらっしゃる方向を「恵方」と言います。毎年方角は変わり、2013年は丙の方角、南・南南東に当たります。

豆知識⑧ お年玉
もともとは歳神さまにお供えした丸餅が転じたもの。歳神さまの魂が宿った丸餅を子どもたちに分け与えていた「年魂」が転じて「年玉」になったといわれています。

豆知識⑨ 初夢
新しい年の一番最初にみる夢のことを「初夢」と呼びます。
宝船の絵を枕の下に入れておくと「一富士、二鷹、三茄子」という夢にみると縁起の良いとされるものが出てくるそうです。「一富士、二鷹、三茄子」は江戸時代に言われ始め、当時は珍しく高価だった茄子も夢にみると良いとされたようです。
茄子が夢に出てきたら、少しビックリするかもしれませんね。


余談ではありますが、私は元日の朝、妹の三三七拍子で目を覚ましたことがあります。
どんな初夢をみたのでしょうか。とても小さな頃でしたので、妹はきっと覚えたての三三七拍子を夢の中でしているつもりが実際に手を叩いていたのかもしれません。
今でも非常に不思議な出来事として記憶しています。
楽しいお正月をお過ごしください。

お正月 知って楽しい豆知識

正月 豆知識

お正月 豆知識

正月は、なんとなく毎年の繰り返しで過ごしてしまうことも多いのではないでしょうか。
楽しいイベントやお料理に心も弾みますが、そこに込められている意味を豆知識として知っておくと、いっそうお正月が楽しいものになると思います。

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