節分に炒った豆をまくのはなぜ? 節分由来 節分 豆をまくのはなぜ

節分由来

節分由来
なぜ2月3日節分に炒った豆をまくのでしょう。
そしてなぜ、2月3日が節分なのでしょう。

かつては立春・立夏・立秋・立冬の前日を節分と呼んでいました。二十四節気では、一年の終わりは節分で、次の日の立春から新しい年が始まるとします。
一年の中で2月4日頃に立春になりますが、二十四節気は変動するので日付は前後します。2014年の節分は2月3日です。

冬の語源は「殖ゆ」「冷ゆ」など、春の語源は「根が大地にはる」「天候が晴れる」「田畑を墾(は)る」など諸説ありますが、霊魂が入れ替わる大切な日として、特に2月3日の「節分」が重んじられるようになったといわれています。。

古くは祖先の霊魂が分割して殖えると考えられていた冬という季節。
また霊魂が生まれ変わり、生命が芽吹く春という季節。
その境界である2月3日節分は、古来日本人の生活が農業と密接につながっていた頃から、霊魂が入れ替わる時期として大切にされてきました。

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豆をまくのはなぜ?

豆をまくのはなぜ
紀元前三世紀頃、秦の時代に病や災害を鬼に喩えて追い払う「追儺(ついな)」と呼ばれる儀式がありました。遣唐使が「追儺(ついな)」を日本に伝えたとされます。鬼を追い払う儀式は、ずいぶん昔から伝わっているのですね。

そして八世紀初頭、日本では病の流行を受けて鬼を追い払う「鬼やらい」が行なわれます。五穀のひとつで霊力をもつとされる豆は、邪気を払うと考えられていました。
現在の豆をまく習慣は室町時代以降からといわれています。

ところで、炒った豆で鬼を退治しようというのはどこから出てきたのでしょう。
「豆を炒る」すなわち「魔目(まめ)を射る」に通じることから、鬼退治の行為そのものを指すようになったそうです。

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節分は無病息災を願って豆まき!

節分は無病息災を願って
2月3日節分にはヒイラギやイワシの頭を飾る地域もあります。
鬼の目を突いて退治しようと意味を込めて、葉っぱのトゲが鋭いヒイラギを門口に飾ります。
その他、ニラやニンニク、トウガラシ、煙など臭いの強いもので、鬼除けや魔除け代わりにします。

普段の生活の中でも、わたしたちは景色や身体で季節の移り変わりを感じますね。
冬は街路樹の葉も落ち、体も寒さに縮こまってしまいます。春は桜や色とりどりの花が咲き、体もポカポカして動きやすくなります。

2月3日節分は、豆で鬼を追い払って、無病息災を願いましょう。
そして、心も体も一緒に新しい季節がめぐってくるのを感じてみましょう。

節分に炒った豆をまくのはなぜ?

節分 豆をまくのはなぜ

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