怖そうなお客様との古書買取現場は緊張します【古本見積無料中】 研究者とオタクは似て非なるもの? 古書買取 古本見積 大山堂書店

研究者とオタクは似て非なるもの?

古書買取現場において緊張する瞬間は、本を拝見する時と、古本見積の金額を相手に伝える時だと思います。

地方にお伺いすると家ではなく「蔵」に通されることがあって緊張と言うか「何が出てくるだろう?」と興奮するものです。

またお会いする家主の方が怖そうな人だと緊張し、買取金額を提示する時は特に空気が張り詰めます。


ある古書買取現場では、破産した家を管理しているチンピラさんのような人達(3人)がずっと睨みをきかせていた時があり、買取金額を提示したら、
「それじゃ、わしら3人じゃ割れない数字じゃ」
と、暗に上乗せを要求されたことがありました。


また、ある古書買取現場では、亡くなった旦那さんの一部のような書籍だったのでしょう…
「なんでそんなチンケな値段なのよ」
と沸点が低く、危うくそばに干してあった梅干を投げられそうになりました。


別の現場では、家主ご本人がコレクションしていた赤穂浪士関連の書籍を古本見積して、金額を提示すると、
「私はね、忠臣蔵の研究者だよ」
と自分のコレクションをさらに説明しだし、
「病院にも通わないければならないし、
お金がないんだよ!精一杯置いていってよ」
と脅しのごとく迫られることがありました。


古書店の見る目というは、古書の市場性が優先順位として高いです。(次に状態など)

その忠臣蔵の研究者と称していたお客様の持っていらした書籍はみんな、白っぽい本(=出版された量が多い大衆向けの本)ばかりで、研究書らしい研究書が一冊もありませんでした、ましてや研究者というのならご自身で論文を書いていなければ研究者と称するのはどうなのでしょうか?(ただの忠臣蔵オタクと代わりありません)


なんだかご自分の都合ばかりおっしゃるそのお客様に対して、とうとう辟易してしまいまして、

「それなら、これらの本、うちいりませんから」

と宣言すると、ビックリしたのかコロリと態度を変えて、

「そんなこと言わないでよ。討ち入るように査定し直してください、ね、ね。赤穂浪士の47士じゃないけど、4700円でどう?」


ずいぶんと安い古書買取となったものです(笑)



いくら苦手そうな相手でも自然体で接するのが古書買取の秘訣のような気がしています。


でも、なるべくなら怖くない人のところに行きたいな~といつも思っています。

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