古書業界の人が長けてくることとは 【古書買取なら大山堂書店】 コツは平面を作るということ・・・。 古書買取 古本見積 大山堂書店

コツは平面を作るということ・・・。

古書業界に長くいると、商品知識や目利き以外で長けてくることがあります。


何だと思いますか?


偉そうに振舞うこと?いやいや(笑)

本棚にはたきをかけるコツ?はたまた、古書買取現場でのおべっかかな?


古書店で働かないとわかりづらいことなのですが、

【古書の搬送】です。特に台車の取り扱いに長けてくるのです。


古書業界に携わる多くの人はカーゴや台車を毎日のように使っているため古書以外でも引越しで大活躍したとか、親が介護になっても車椅子の使用で褒められたとか(笑)、それほど荷を運ぶことに慣れてくるのです。

ただし、折りたたみできる台車でも車に積むと結構場所をとるため、古本見積りでお伺いする時には、ほとんど持っていくことがありません。

車にいかに古書を多く積んでいくかも、慣れて長けてくることだと思います。


「積む」、「降ろす」、この古書の搬送に関しては先代はすでにプロの域でして、車で古書買取してきて目一杯積んだにもかかわらず、ほとんど荷崩れせずに大山堂書店まで着きます。(箱に入れるとあまり積めなくなるので、箱に入れないし縛らないでそのまま積むことが多いです)


そして、スタッフが古書を降ろす時に気付くのです。

「あ、これは『積み師』が積んだ山ですね」と・・・。


ホント、ある意味芸術的に積まれているんですよね。職人技です。


私も段々コツが掴めてきまして、台車に積む時にも『平面を作る』ようにしています。

平面とは一冊ずつ高さをあわせて平面を大きくしていき、その上に大判を載せることで荷崩れを防ぐようにしていく、積み方の大事なコツです。

平面を作っては上手く噛ませて、さらに上に積んでまた平面を作っては崩れないよう工夫していく作業は結構気を遣います。


これら【古書の搬送】を甘く見ていると作業効率が数倍も違ってきて、さらに怪我(特にギックリ腰)をしてしまうのです。


毎日のことで、さらに古書が重いわけですから腰をやられてしまうのは職業病なところもありますが、搬入、搬出ができなくなったら引退を考えることでしょう。


そう考えると古書の重さって結構、身体を蝕んでいくようにも思えます。疲労が蓄積され、脚の関節の軟骨などもすり減っていくものです。


しかし、本当の積み師なら、脚という土台が崩れないように自分の脚の軟骨でさえも平面を作るがごとく擦り減らしていけるのかもしれませんね(笑)

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もし、売りたい本、買いたい本がございましたら
ぜひ、積み師のいる大山堂書店に本を積ませてください。


フリーダイヤル 0120-645-410
(大山堂書店古本見積古書買取専用連絡先)

http://taizandou.com

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何事も積み重ねが大切ですね。

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古書業界の人が長けてくることとは 【古書買取なら大山堂書店】コツは平面を作るということ・・・。