古書店の息子に生まれて。 古書買取、古本見積なら大山堂書店 そこで気づいた古書店を運営するコツとは? 古書買取 古本見積 大山堂書店

そこで気づいた古書店を運営するコツとは?

私は小さい頃から古書に囲まれて育ちました。

「それは、うらやましいですね」と言われることがありますが、学術書・専門書は小学生の頃の私には読めません。
ましてや、読書がきらいだった私にはその価値がよくわかりませんでした。

古書店を営むにあたって重要なことだと小さい頃から意識していたことは、


【適正在庫とその保管・管理】です。

何しろ古書が倉庫に積みあがっていたんです。やがて居間まで古書に浸食され…。その重たさや埃っぽさに絶対に古書店にはなるまいと決めたほどです。

「本に囲まれてうらやましいですね」といわれるとどうも「あなたに何がわかるっていうんだ!」と反抗したくなってしまい(笑)、囲まれた本をいかに次の読みたい人に手渡すかということが重要だということを自然と学んだものです。


大きな古書買取があると倉庫はあっという間にいっぱいになって戦場のようです。

仕分ける場所だけ確保したら片っ端から「店売り」、「廃棄本」、「古書市場行き」に仕分けていくのですが、古書市場行き(=同業によるオークション)は通常市と大市とあり、各市で出品できるジャンルが微妙に違うため、その市に合わせて仕分けして保管していかなければなりません。

展示即売会や目録販売をしていたら、それ用の古書を保管しておく場所が必要となり、目録番号と古書がどこにあるかも把握しておくという管理が重要になります。

「目録ナンバー349番の本が欲しいのですが」
と電話があったら大変。

まず目録ナンバー349番が何の本で、どこに保管していて、実際に在庫があるのかを山積みになっているところから探さなければならないのです。ですので、本の在庫を電話で聞いてすぐに「ございますよ」と応えられる古書店は優秀だといえましょう。

今でこそコンピュータでデータベースを作っていますので、在庫管理や発送書類など一連の作業がだいぶ楽になりましたが、先代のころは裸電球の下で古書を探し、発送していました。

手ごろな段ボールを見つけてきては、全集なども箱にぴったりと収め、職人のようです。思えば段ボールや当て紙、梱包材を置いておく場所も古書店には必要なのですよね。(最近では特に耐震にも気を遣っています)


古書店の息子に生まれると、できれば古書に囲まれたくないという防衛本能のようなものが芽生えるのかもしれません(笑)そして、段取りや管理能力あっての古書店だということも痛いほど実感するのです。

倉庫に長く眠っている書籍をいかに見切りをつけて値下げや古書市場に出品するかで適正在庫を保っていけるのだと思います。この見極めが難しく、さらに出品作業や値札(データベース)を変えるのが億劫になると、倉庫はどれだけあっても足りないということになっていくのです。

家のものを捨てられない人や、収納や段取りを上手くこなせない人は古書店をやると苦労すると思いますよ。いや、苦労するのはその家族なのかもしれませんけどね(笑)

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適正在庫の適正って誰がどのように決めるのでしょうかね?

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