古書店の息子に生まれて。その2 古書買取なら大山堂書店 古書買取にいくと少し困ること 古書買取 古本見積 大山堂書店

古書買取にいくと少し困ること

古本見積古書買取のご連絡は全国からありまして、量が多そうな時はレンタカーでハイエースなどバンを借りてお伺いすることにしています。

それでも載せきれないくらい多い時は、配送業者さんに頼んできてもらうことになります。まさに引越しのような段取りとなるのです。

365日、古書買取を受け付けていますから、休みの日などなく日曜日は地方に出て買取行脚なんてことにもなり、私が小学校の頃はよく一緒に連れて行ってもらったものです。


古書買取に行って困ることの一つに【駐車場がない】ことがあげられます。

古本査定をしている時にいつの間にか路上駐車禁止のステッカーを貼られてしまっていたり、レッカー移動されそうになったこともあります。

今でこそ、コインパーキングが充実していますのでお金を払えば安心して停めていられるのですが、住宅地で停める場所がないとなかなか難しいものがあります。

古本見積には1時間から長いところで2時間かかりますから、駐禁キップを切られる可能性があります。

そこで、小学生だった私がゲームウォッチをしながら車の中で待っているという方法をとっていた時期があったのです。


その日は、お昼時に着いたので、父は私がお腹を空かせてはと、おいなりさんと太巻きのお弁当を置いてお客様のところへ古書買取に向かったのでした。

ゲームに飽きた私は、ハイエースの荷物を載せる場所に移動して、お弁当を開けて食べ始めました。


すると、町内の人でしょうか?

私のことを怪訝な顔で見つめて、どこかにいってしまいました。


数分後、私が乗るハイエースは大人たちに囲まれていたのです。

「ねぇ、坊や? お母さんはどこかね?」

私は、太巻きのかんぴょうを喉に詰まらせながらも、車の外から私を覗いている大人たちに何とか応えようとしました。

「おや、苦しいのかい? 出たいのかい?」

町内会の人々はざわめき始めます。


「この子、どこからから誘拐されてきたんじゃなかろうか?」

このことです(笑)

殺気立つ大人たちがホントに怖くて何も話せないでいると、遠くから父が歩いてくるのが見えました。私は車の中から指をさしたのです。

「あの男じゃな? よしみんないいか!」

「おう!」

物騒な声が車から遠くなって父に向っていくのです。


その後、父は笑って運転席に帰ってきました。

父が抱えて持っていた、買い取った古書もどこかから盗んできたものでないかと疑われるというおまけ付きでした(笑)


昔は村社会というか地域社会が出来上がっていたんですよね。ただ駐禁キップ切られるくらい可愛いものです。


今も父と古書買取に一緒に出掛け、車の中で待っていることがあります。
あの時の怖い大人の方々を思い出すと、太巻きやおいなりさんは車の中では喉を通らなくなってしまいました(笑)


車でお伺いする際にはお客様に聞くようにしています。
「駐車スペースはありますか?」と・・・。

もし、ない場合は「地域社会はしっかりしていますか?」
と、今でも危なく聞きそうになってしまうのです(笑)

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もし、売りたい本、買いたい本がございましたら
車ですぐお伺いする大山堂書店にご連絡ください。
フリーダイヤル 0120-645-410
(大山堂書店古本見積古書買取専用連絡先)

http://taizandou.com

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車が停められないと古書買取現場は一気に難しくなる。

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