古書店の息子に生まれて その3‏ 古書買取なら大山堂書店 何だかんだ言って父は偉大である 古書買取 古本見積 大山堂書店

何だかんだ言って父は偉大である

本の並べ方で喧嘩して暖簾分けした同業の古書店さん。


扱っている分野が気に入らなくて子が独立した古書店さん。


慢性的なぎっくり腰になった父をみて子が誰も継がなくなった古書店さん。


株に手をだしちゃって本業をつぶしてしまった古書店さん。


など、私が小さい頃から色々な形態の古書店さんを見てきました。

そのせいか、古書店店主は「頑固で欲張り(で腰痛持ち)」なイメージがついています。

父はそれほど頑固ではないのですが、古書買取現場に行くと人が変わったように強欲になります(笑)


「え、そこまで、その棚の奥の奥まで古書をみるのか~」と感心とともに呆れるくらい掘り出し物を探します。


この商品揃いで掘り出し物など出てくるわけがないとわかっていても腰を痛めながら懐中電灯片手に奥をくまなく調べるのです。お客様にとってみれば、全部見てもらった安心感につながるのかもしれませんが・・・。

私は横で古書に書き込みや印がないか確かめたり、父が古本見積しやすいよう並べ替えたりしています。

父はジメジメして虫がたかっているような場所でも果敢に進んでいきます。

ある時、「あ!」と大声をあげたと思ったら、逃げ帰ってきました。

古書の函を開けたら中から大きなヤモリが出てきたとのこと。

家を守る動物に諭されたのでしょうか。それからはあまり奥にと進まなくなったような気がします(笑)


古本見積が終わると私と父はお互いが思っている古書買取価格を特有の隠語で確認しあうのです。
(ここで古書買取価格が親子で合わなくて険悪になる場合がある古書店さんも多いようです)

「ラ・イ かな?」

「いや、モ・カ でいいじゃないかな?」

そうして、父が総合的に判断して買取価格が決まります。

お客様に説明しながら金額をお伝えして、合意があって初めて古書を車に積めるのです。


この古本見積から古書の搬出まで父は全精力をつぎ込むかのような気迫です。

本の並べ方や分野や他、小さなことで喧嘩になろうとも、この古書買取現場でのプロの職人気質を見せつけられると、「まだ自分なんて至らない」と感じてしまいます。


いつもは助手席の父と今後の仕分けについて話し合うことが多いのですが、今回はあまりに書籍が多かったので写真のような助手席になってしまいました。


そして、父はというと、書籍より重要度が下がってしまい、あんなに頑張った現場から一人電車で帰るのでした。(笑)

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実は助手席の方が本を積めるんですよね。

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